最悪な皇妃からの逆転人生がスタートする・・。
公金を散財した罪で処刑され気がついたら子供の頃に時間が巻き戻り、2度目の人生は皇帝になるために奮闘します。
時間が巻き戻るタイムリープ系は、異世界漫画ではよくある話ですよね。
でもこちらの漫画の主人公は、1度目の人生のような失敗をしないために自ら皇帝になろうとするストーリーで、とても面白かったです。

今回は2巻までの感想を書いていきます。
「悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~」のあらすじ
皇太子妃レオンティーナは、皇帝から愛されない寂しさから公金を財産して国を破綻状態にした罪で処刑されることに。
処刑される前に「もう一度人生をやり直すことができたなら・・・」と願い処刑されますが、目が覚めると8歳の子供の姿に。
1度目の人生で得た経験を使えば、皇帝になれるかもしれない、自らの意志で人生を決定できる・・。
前世の失敗をしないためにレオンティーナ自ら皇帝になると決意するのです。
感想
皇帝になろうと頑張る主人公を見ると応援したくなる
1度目の人生は、皇帝から愛されない寂しさから公金を散財してしまうレオンティーナ。
そのせいで国は破綻し処刑されてしまいますが、子供の頃に時間が巻き戻り2度目の人生は自分が皇帝となり国を守ろうと決意するんですね。
両親の不仲を解決したり、孤児院の不正を暴いたり、第二皇子ヴィルヘルムの母親の病気を治したり・・。

孤児院の不正事件では、ヴィルヘルムにきつい言葉を投げかるシーンがあるんですが、今まで読んだ悪役令嬢系ではあまり見かけないバッサリ感でスカッとしました。
それがキッカケで彼は良い報告に進むことができたので本当によかった。
主人公のひたむきに頑張る姿には、私も前向きにされてくれます。
レオンティーナの母親がソニアの涙を拭き取るシーンには号泣
あまり漫画で泣かない私ですが、レオンティーナの母親がソニアの涙を拭き取るシーンでは号泣。
レオンティーナの母親がソニアに、
「私たちもあなたを大切にしようと思うの」
というシーンがとても感動的・・(涙)
普通なら雇い主が使用人にそんな優しい言葉をかけることもないですし、涙を拭き取ることなんてないですよね。

これはぜひ漫画で読んでほしいです。(2巻で見れます)
作画の赤羽になさんは、こういう優しいシーンを描くのが本当に上手なんです。
第二皇子ヴィルヘルムの成長にキュンときた
前世では、心優しい性格な故に暗殺されてしまった第二皇子のヴィルヘルム。
レオンティーナが、孤児院の不正を暴くシーンをキッカケに変わっていきます。
表面だけではなく本質まで見抜くようになったり、剣の腕を磨いたりと段々と男らしく成長していく姿には感動しました。

レオンティーナがいい刺激になったんでしょうね。
他にも、今まで一人称が「僕」だったのが、「俺」と言ったシーンはちょっとキュンときました。
ヴィルヘルムとレオンティーナの関係が気になる
少女漫画といえば恋愛ですね。
最初は優しすぎるヴィルヘルムに対して全く興味を持っていなかったレオンティーナが、彼が成長することで次第に意識するようになってきます。
ただ、レオンティーナは自分が皇帝になりたいと思っているので、ヴィルヘルムとの婚約には悩んでいる様子・・。
本人は興味ないふりをしていますが、周りから見ると好きなのがモロわかり笑
2巻の後半では、ヴィルヘルムから髪飾りをプレゼントされますが、妹と同じと言った時にちょっとショックを受けるシーンを見ると、やっぱり好きなんだな〜と思いましたね。
社交界デビューの時に踊る約束をしていたので、3巻ではそのシーンが見れるのかとワクワクです。
「悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く」の最新刊は?
現在発売しているのは、2巻です(2022年7月)
1巻→2021/8/27
2巻→2022/5/27
*電子書籍のみです
最新刊の発売日はまだ未定ですが、1巻、2巻の発売日を見ると限りでは、来年以降(2023年)に発売するのかなと予想しています。
小説の方は完結しているので、漫画も完結までいくのではと期待しています。

作画:赤羽になさんの他作品
作画担当している赤羽になさんは、逆ハーレム漫画の「私この度、王国騎士団独身寮の家政婦をすることになりました」も描いています。

私は最初「私この度、王国騎士団独身寮の家政婦を・・」を読んでから赤羽になさんのファンになり、他にも漫画あるかな〜って調べた時に見つけたのが、「悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く」だったんですね。
絵柄はほぼ一緒なのに、ストーリーが全然違うから全く違う人に見えて、こんな一面もあったのか〜と感動したものです。(上から目線ですみません💦)
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